金メダルの羽生結弦、地元の宮城県が祝賀パレードを検討 県民栄誉賞も授与へ

羽生の祝賀パレード、宮城県が検討 県民栄誉賞も授与へ

平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で、仙台市出身の羽生結弦選手(23)が2大会連続で金メダルを獲得したことを受け、宮城県の村井嘉浩知事は19日、祝賀パレードの開催を検討していることを明らかにした。ソチ五輪に続き県民栄誉賞を贈る方針も示した。同一人物への2度の授与は初めて。

村井知事は定例記者会見で「震災から間もなく7年。暗いニュースも多い中で明るい話題を提供してくれた。ぜひ県民挙げてお祝い申しあげたい」と話した。仙台市や県警との調整を指示したという。パレードの日程や場所は未定で、まず羽生選手の意向やスケジュールを確認する。

2014年の前回ソチ五輪では、県と仙台市、県スケート連盟でつくる実行委員会が、大会から約2カ月後の4月下旬に仙台市中心部でパレードを開き、約9万2千人が集まった。約8200万円の費用は寄付や記念Tシャツの販売利益などで賄い、黒字分は県スケート連盟へ寄付した。今回も同様の方法で財源をつくるという。

仙台市の郡和子市長も19日、取材に対し「あきらめずに前を向く大切さを教えてもらった。賛辞の盾とパレード、何かもう一つ考えたい」と、特別表彰する考えを示した。市によると、特別表彰はトリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香さんに2006年に贈って以来、2例目だという。

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