金賞はヨドバシカメラ 市の広告バス人気投票

 仙台市交通局は、市バスの車体全体を広告で覆うラッピングバスの初めての人気投票結果を発表した。市内外からの投票総数2033票のうち、家電量販店ヨドバシカメラ(東京)が、最多の票を獲得しゴールドグランプリに輝いた。
 得票数は広告主との事前協議で非公表だが、ヨドバシカメラは全体の1割強を占めた。タイヤを看板商品のカメラレンズに見立てたユニークなデザインが目を引く。導入して10年近くになる上、台数も10台と多いことから認知度が高く、広く支持を集めたという。
 2位のシルバーグランプリは、パン店「パンセ」(仙台市)。3位のブロンズグランプリには3団体が並び、栗原市、寒河江市、産婦人科「メリーレディースクリニック」(仙台市)が選ばれた。
 親しみやすいキャラクターや地域色を前面に出したデザイン、シックな色使いが評価されたとみられる。上位5団体のバスには今月以降、受賞記念ステッカーが車体側面に掲示される。
 人気投票は、ラッピングバス61台のうち、交通局の広告が入ったバスなどを除く30台を対象に実施。10月10日までの約1カ月間、同局ホームページの応募フォームや地下鉄駅の投票箱で受け付けた。
 交通局経営企画課の担当者は「多くの人に投票してもらい、PR効果があった。広告の照会も増えたので、新規開拓につなげたい」と期待する。

タイトルとURLをコピーしました