イベントやテレビ出演などで釣り業界を盛り上げる「6代目アングラーズアイドル」に、兵庫県南あわじ市広田中筋出身の美容師、冨士木耶奈さん(21)= 大阪市=が選ばれた。幼い頃から淡路の海でフィッシングを楽しんできた冨士木さん。「魅力や楽しさを発信し、もっと釣り人口を増やしたい」と張り切ってい る。
釣り人を意味する「アングラー」を冠したアングラーズアイドルは、一般社団法人「日本釣用品工業会」(東京)が2010年から毎年選出。2015年は全国から163人の応募があり、ウェブサイト投票と、2月に横浜市で行われた最終審査を経て、冨士木さんが頂点に立った。
冨士木さんは父親に連れられ、3歳から洲本港などで釣りを始めた。アオリイカ、タチウオなどのほか、湖沼でブラックバスに挑むことも。今でも仕事帰りにほぼ毎日、大阪南港などで釣りを楽しんでいるという。
すでに、同工業会のウェブサイトで釣り日誌などのブログを更新中。テレビの釣り番組にも出演した。今後1年間の活動で、「自然と一体になれる」「気軽に楽しめる」といった魅力を伝えていく。
10日、南あわじ市役所を表敬訪問し、川野四朗副市長から「南あわじ市には海釣り公園がある。イベントを通じて、ぜひ地元もPRしてほしい」と激励を受け た。冨士木さんは「気候や潮の流れを見て作戦を立てるところが面白い。釣り場の清掃活動にも興味があり、ゴミ拾いイベントなどができたらうれしい」と意気 込んでいた。