鉄人・道場六三郎さん、宮城の地酒を監修 県のふるさと納税返礼品に

和食料理人の重鎮、道場六三郎さん(91)が24日、自ら監修した精米歩合1%の超高級酒「伯楽星 純米大吟醸 道場六三郎」の完成を記念して宮城県庁に遠藤信哉副知事を訪ね、出来栄えを報告した。

 製造は新沢醸造店(大崎市)が担った。宮城県産の酒造好適米「蔵の華」をぜいたくに1%まで精米。香りと甘みを抑え、料理を引き立てる「切れ」を追求した。道場さんがこうじの仕込みから熟成を確かめる利き酒まで手がけ、1年半かけて完成させた。

 1本720ミリリットルで限定630本。流通業のユーラス(神奈川)が取り扱い、主に宮城県のふるさと納税の返礼品となる。11月中に返礼品に登録される予定。

 一部は11月以降に酒販店でも販売するが価格は未定。関係者によると「1本数十万円の見込み」という。

 道場さんは「今まで味わったことない感動の日本酒に仕上がった。ほやに仙台みそをあえた石焼きに抜群に合うのを自分の舌で確かめた」とPRした。遠藤副知事は「お酒とともに県内の食材を全国の人に味わっていただきたい」と話した。

タイトルとURLをコピーしました