長すぎてわかりにくい? 東京五輪マスコット名前決定で賛否

2年後に迫る2020年東京五輪・パラリンピック。注目されていた大会マスコットの名前がそれぞれ決定した。「いいね」「かわいい」との声がある一方で、「ピンと来ない」、そもそも「公募できなかったのか」など辛口の意見も続々。確かに名前としては長すぎる気も。あなたはどっち?

子供たちが夏休みに入った最初の日曜日(22日)、都内で大会マスコットのネーミングのお披露目イベントが行われ、等身大のマスコットとともに大会組織委員会の森喜朗会長、小池百合子知事らが登場した。

発表されたのは「ミライトワ」(五輪)と「ソメイティ」(パラリンピック)。ミライトワは日本伝統の市松模様が特徴でコンセプトは温故知新。素晴らしい未来が永遠に続くようにとの願いを込めた。ソメイティは桜の触覚と超能力を持つ。桜を代表する「ソメイヨシノ」と英語の「so mighty(とても力強い)」との組み合わせから発想した。

ネーミングは1998年長野冬季五輪の大会マスコット「スノーレッツ」を名付けた専門会社がまず30候補を提案し、組織委の審査会で絞り込んだ。

小池知事は「とても日本、東京を代表するような名前」と笑顔だったが、会場に集まった約500人の聴衆の反応は今イチ。「ピンと来なかった」と戸惑いの声が上がったほか、ネットでも「(名前が)長すぎる」「ミライとサクラじゃだめなの?」「公募にできなかったのか」と異論噴出だ。

影山貴彦・同志社女子大教授(メディアエンターテインメント論)は、「キャラクターの名前は、老若男女誰が聞いても1回で覚えられるのが理想的だ。五輪というイベントである以上、親しみやすさは特に意識するべきで、名前が長すぎるのでは。ただ、ここから名前を変えるということにはならないだろう。この名前を受けて、国民とメディアで工夫した愛称を名付けることも大切だ」と指摘する。

愛称を公募でもするか。

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