作業服販売大手のワークマン(東京)は10日、カジュアルウエアを前面に押し出した新業態店「ワークマンプラス」を東北に初出店する。同日の宮城、山形の6店を皮切りに、年内に東北5県に計14店出し、防寒着などの販売増を狙う。
仙台市太白区の南仙台店で9日、内覧会があった。明るい店内に色とりどりの防寒着や雨具、手袋、シューズなど約1700種類が並ぶ。
看板商品のイージス透湿防水防寒スーツ(上下で6800円)は雪を寄せ付けず暖かい。元々溶接作業用の上着として開発された綿アノラックパーカー(1900円)は火気に強く、キャンプで使えるという。
「プラス」は2018年9月、東京で初出店。高機能で低価格のままデザイン性を高めた商品でアウトドア客や女性を取り込み、売り上げが急増している。
南仙台店以外は既存店の改装で、17日には気仙沼市に開店。「プラス」以外の店舗も同じ商品がそろう。ワークマン営業企画部の林知幸販売促進グループマネジャーは「カジュアルな防寒着は東北の人にも喜んでもらえるはず。ぜひ足を運んで変化を感じてほしい」と話した。