東北学院大と東北地方整備局は28日、東日本大震災の教訓を踏まえた防災教育の充実に向け、連携協定を結んだ。大規模災害に備え、防災分野に通じた人材を育てる。
学院大は協定に基づき、整備局から震災時の対応などについて情報提供を受け、防災関連の授業や社会人向けの公開講座を充実させる。大学が開設している災害ボランティア活動の拠点「災害ボランティアステーション」の体制強化にも生かす。
協定の調印式が仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスであり、学院大の松本宣郎学長と整備局の小池剛局長が協定書を交わした。
松本学長は「防災や減災に通じた人材を育てるのは大きな意義がある」と強調。小池局長は「地域防災力を向上させるため人材育成に取り組む」と述べた。
東北地方整備局が大学と連携協定を結ぶのは昨年12月の東北大に続き2例目。