電動スーツケースを無免許運転か 全国初の摘発「乗り物と思わず」

人がまたがって移動できる「電動スーツケース」で歩道を走行したとして、大阪府警は26日までに、留学生で中国籍の30代女性=大阪市此花区=を道路交通法違反(無免許運転)の疑いで書類送検した。電動スーツケースをめぐる摘発は全国初という。

 府警によると、電動スーツケースは道交法上、原動機付き自転車に区分される。ハンドルやアクセル、ブレーキがついており、本体部分にまたがって移動することができる。

 送検容疑は今年3月、大阪市福島区の歩道で無免許で電動スーツケースに乗り、運転したというもの。府警によると、女性の電動スーツケースは最高時速13キロで走行できるという。女性は「乗り物と思っておらず、免許が必要と思わなかった」と容疑を否認しているという。

 電動スーツケースは家電量販店などで購入でき、空港内などでの使用が想定されている。保安基準を満たしていないため、公道での走行は認められていないという。(宮坂知樹)

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