電通がネット広告で不適切業務 4年間で633件、2億3千万円 故意の虚偽報告も

電通は23日、インターネット広告の掲載に関して、複数の不適切な業務が行われていたことが判明したと発表した。故意または人為的なミスによる未掲出や運 用実績の虚偽報告などで、実態とは異なる請求書の作成、過剰請求も確認したという。不適切業務は約4年間で案件数633件、広告主が111社、金額が約2 億3000万円に上る可能性があるとしている。

電通ではこの事実関係がわかった8月中旬に社内調査チームを作り、調査を続けた。2012年11月以降のデジタル広告サービス全般について、22日まで の調査を行った。不適切業務は(1)広告掲載期間のずれ(2)未掲出(3)運用実績の虚偽報告--が中心。未掲出は633件中14件あったという。

電通では原因究明と対策、再発防止策を講じたうえで、「信頼の回復に向けて着実に実行していく」などとし、「深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

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