震災がれきの受け入れ 山形の支援に感謝 宮城知事

 村井嘉浩宮城県知事は16日、山形県庁に吉村美栄子知事を訪ね、東日本大震災で発生したがれきの広域処理をいち早く受け入れたことに対し「一番積極的に支援してもらった」と謝意を伝えた。
 村井知事は本年度内にがれき処理が終わる見通しを示し「山形の支援がなければ、これほど順調には進まなかった」と強調。「隣県なので甘えさせてもらった」と語り、感謝状を贈呈した。
 吉村知事は「被災者の心の傷は一生癒えないと思うが、がれき処理が落ち着けば少しは気持ちが楽になるだろう。宮城の一日も早い復興を心から願っている」と述べた。
 山形県は震災直後の2011年5月、全国で最も早く岩手、宮城両県のがれき処理の受け入れを表明。これまでに約15万トンを処理し、腐敗した冷凍水産物などの埋立処分などにも協力している。

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