震災の伝承施設、カーナビに表示を 協議会が新年度方針

東日本大震災の震災伝承施設の登録などに取り組む震災伝承ネットワーク協議会が30日、仙台市青葉区の仙台合同庁舎で会合を開いた。構成する東北地方整備局、青森、岩手、宮城、福島の被災4県、仙台市の担当者らが出席。カーナビに震災伝承施設の表示を目指すなど、2020年度の活動方針を決めた。
 協議会が作成した震災伝承施設の統一ピクトグラム(標章)をカーナビ上に表示できるように、デジタル地図のデータベースを整備する日本デジタル道路地図協会と検討を進める。宮城サイクルツーリズム推進協議会と連携し、自転車で震災伝承施設を巡るコースの提案にも取り組む。
 協議会が募集している「3.11伝承ロード」の震災伝承施設は被災4県の32施設が加わり、計224施設になった。追加施設は、陸前高田市の岩手県東日本大震災津波伝承館、仙台市若林区荒浜の震災遺構「荒浜地区住宅基礎」など。

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