震災伝承、アートで リアス美術館特別展

気仙沼市のリアス・アーク美術館(佐藤光一館長)が開館20周年を迎え、17日に記念式典があった。合わせて特別展「震災と表現」が始まった。
 式典では、美術館を運営する気仙沼・本吉広域行政事務組合管理者の菅原茂気仙沼市長が「これからも地域の文化と伝統を紹介する。東日本大震災を伝承していく施設としていく」と述べた。
 出席者は、美術館ゆかりの東北、北海道の美術家が震災をテーマに制作した作品45点を集めた特別展を鑑賞した。
 特別展は11月3日まで。喪失感やはかなさ、錯綜(さくそう)した情報、生きる希望など震災から得たさまざまな思いをボックスアートという立体コラージュで表現している。
 リアス・アーク美術館は1994年10月に開館した。震災後は「東日本大震災の記録と津波の災害史」を常設展示している。

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