東日本大震災で災害対応に当たった自治体職員が体験談を語る「自治体職員たちの3・11」が23日、仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスで開かれる。震災当時、仙台市長だった奥山恵美子さんの講演などがあり、誰でも参加できる。
奥山さんは市災害対策本部長として被災直後の対応や復旧、復興に力を尽くした当時を振り返る。災害が全国各地で頻発する今、震災の経験を教訓に自治体が担うべき役割を考える。
遺体搬送や避難所を担当した岩手県釜石市の職員と、震災直後に入庁した新人として義援金受け付けなどに携わった福島県南相馬市の職員らの報告や、学生ボランティアセンターを巡る東北学院大の職員の講演もある。
仙台市職員の有志でつくる「チーム仙台」などが主催する。午後1時~5時半で参加費1000円。17日午後5時までに、QRコードから申し込む。