震災後の原風景300点 石巻で写真展、19日まで

石巻地方が東日本大震災から復興する様子や、震災前から変わらない美しい原風景をカメラで切り取った「石巻百景」写真展が、宮城県石巻市のイオンモール石巻で開かれている。19日まで。
 写真で被災地の現状を伝え、地域の魅力を再認識してもらう目的で、ホームページに「石巻百景」を開設している同市の日下羊一さん(34)と妻真理さん(34)が初めて企画した。震災直後から2年半で撮影した約10万点の中から約300点を紹介している。
 「石巻の変化が感じられるような写真を選んだ」と日下さん。がれきや多くの車などで埋もれていた旧北上川河口部などは、被災当時と最近の状況を見比べることができる。見学した市内の主婦(58)は「震災の衝撃をあらためて思い出したが、復興の様子も見て心が落ち着いた」と話した。
 入場無料。展示は午前9時~午後9時。

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