日本有数のツツジの群生地として知られる宮城県気仙沼市の徳仙丈山(711メートル)で、色鮮やかな花が見頃を迎えた。
爽やかな青空が広がった24日は、大勢の行楽客でにぎわった。登山道沿いには高さ3~4メートルもあるツツジが咲きそろい、赤く染まった回廊にカメラを向けたり、花越しに気仙沼湾の遠望を楽しんだりした。
宮城県富谷町から訪れた無職小林喜久一郎さん(62)、孝子さん(58)夫婦は「昨年よりも花付きが良い。赤いツツジと青い気仙沼湾を一緒に写真に収めることができた」と満足そうだった。
徳仙丈山には約50万株のヤマツツジやレンゲツツジが自生する。気仙沼市によると、山頂付近はつぼみもあり、6月初めまで楽しめそう。6月1日には「徳仙丈つつじ祭り」が開かれる。