青根温泉オリジナル日本酒完成

川崎町の青根温泉旅館組合は、同温泉オリジナルの日本酒「思手成(おもてな)し酒」を完成させた。同町に製造部門を移した大崎市三本木の酒造会社、新沢醸造店の協力を得て製造。同組合の3旅館で提供している。
同町笹谷地区の清流を使って仕込んだ純米大吟醸で価格は720ミリリットル2500円(税込み)。フレッシュな青リンゴのような香りが特徴という。
町内で醸造が始まったことから組合の原太一郎組合長(32)ら若手が同社を繰り返し訪ね、独自の日本酒の製造を依頼。商品化につながった。ラベルには「青根の湯の香りと共にお楽しみください」と記し、組合関係者が一枚ずつ貼り付けた。
原組合長と岡崎健太郎(29)、佐藤秀信(23)両副組合長が10日に町役場を訪問し、小山修作町長に商品の完成を報告した。原組合長は「各旅館の料理に ぴったりのおいしいお酒です」とアピール。小山町長は「青根の新しい名物ができ、青根温泉をよりPRできる」と喜んだ。
思手成し酒は青根温泉にある「山景の宿 流辿」「岡崎旅館」「湯元 不忘閣」で提供し、一般販売はしない。連絡先は流辿0224(87)2611。

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