青葉通地下道がサブカル天国に 仙台・あす8日から 雑貨や洋服、同人誌など販売

 サブカルチャー雑貨や洋服、同人誌などを販売するマルシェ「地下道-3150(さいこう)」が、8日から仙台市青葉区の青葉通地下道で開かれる。宮城県内のライターらでつくる「スタジオ ソーダ センダイ」の企画で、計12団体が出店する。10日まで。

 ホラーやSF映画をモチーフにした雑貨や街中発のストリート系ファッションの洋服の販売、フェイクタトゥー(入れ墨)などのブースが出店する。10日は、創作ダンスや音楽ライブもある。

事業提案制度を活用

 県内で活動する20~30代の6人がメンバーで、運営するウェブサイト「ウラロジ仙台」から仙台市の一風変わった店や、西洋人形のようなロリータファッションなどマニアックな話題を発信する。

 会場の青葉通地下道は1991年に開設され、95年ごろから路上生活者が増えた。仙台市は今年1月、中央にあった噴水を撤去してイベント広場としての活用を始め、今回が2例目。

 マルシェは、活躍の場の少ない県内のサブカル事業者、愛好者が楽しめる居場所にしようと企画した。リーダーの昆野沙耶さん(29)は「サブカルの趣味は職場や学校で出しにくい雰囲気がある。来場者が周りを気にせず遊べるような場所にしたい」と意気込む。午後1時半(10日は午前11時半)~7時。

 マルシェは、30代以下が対象の仙台市の事業提案制度「ユースチャレンジ!コラボプロジェクト」を利用して実施する。若い世代の視点を反映させようと2021年度に始まり、1事業当たり最大30万円を助成する。22年度はこれまでに6団体の提案を採択した。

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