非公開のはずなのに… 顔写真、一時閲覧状態に 宮城県のAI婚活支援「みやマリ!」システム不具合

宮城県は1日、みやぎ結婚支援センター(みやマリ!)の人工知能(AI)によるマッチングサービスで、交際の可否を判断する「お見合い」が成立するまで非公開と設定していた会員の顔写真を、申し込んだものの成立しなかった相手が閲覧できる状態だったと発表した。

 県が運営を委託するタメニー(東京)が昨年12月13日に更新したサービス向上のシステムに不具合があった。今年1月20日まで女性4人、男性2人の顔写真が相手に閲覧された。

 同社は1月20日にシステムを修正し、23日に県に報告。31日と2月1日に閲覧された6人に電話で謝罪し、閲覧した6人にデータを保存していないことを電話で確認したという。

 同社はシステムの更新内容についてダブルチェックせず、テストも実施していなかった。県への事前説明もなかった。

 県は1月31日付で再発防止を求める文書を同社に送った。県子育て社会推進課は「委託業者の初歩的なミス。利用者の信頼に関わる」と陳謝した。

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