非正規労働者数が初の2千万人突破…女性の派遣社員が急増

 総務省が26日発表した11月の労働力調査によると、非正規労働者数が前年同月に比べ48万人増えて2012万人になった。この調査で2千万人を超えるのは初めて。
 役員を除く雇用者全体に占める非正規労働者数の割合は38.0%に達する。
 内訳はパートが11万人増の967万人、アルバイトが10万人減の414万人、派遣社員が19万人増の135万人、契約社員が11万人増の289万人、嘱託が12万人増の124万人となった。その他は6万人増の84万人。
 増加数、増加率とも派遣社員が最大となっている。男女別にみると、男性が6万人増の56万人、女性が13万人増の79万人となっており、女性の派遣社員が増えていることがわかる。
 ただ、総務省が5年ごとに実施する別の調査の就業構造基本調査では、2012年時点で2042万人となっていたことがある。

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