2016年6月6日、韓国・JTBCによると、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが韓国の大気の状況を調査した結果、晴れた空にもほこりが大量に舞っていて、そこから公害物質が飛散しているとの事実が確認された。
NASAの研究チームは先月2日から、韓国・京畿道烏山市の米軍基地で、飛行機3機を使って朝鮮半島の上空を回り、大気の状況を観測している。そ の結果、1カ月間で大気の質が良かった日はほとんどなかったという。研究員らは「韓国の大気質がここまで悪いと考えていなかったのでとても驚いた」「ビル や丘がほぼ見えない。数週間観測したが、数日でこのような状況が続いていることが分かった」「観測を始めて以降、(大気汚染物質のない)澄んだ空を見たの は雨が降った翌日だけ」などと感想を述べた。
特に、ソウル地域の汚染は深刻なレベルだという。また、韓国で大気汚染物質は中国から飛んできていると考えられているが、少なくない部分が韓国内で発生しているとの事実も確認された。
研究員からは「大気質の研究に最適な場所と言えるほど、韓国の空気質は最悪な状態。すでに危険なレベルにまで達している」と指摘する声も出ている。
これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。
「韓国は無政府状態なの?」
「『豚肉やサバを焼いて食べるな』というのが現政府の思考レベル」
「なぜ韓国政府ではなく、他国が危機感を抱いて心配しているのだろうか?本当に情けない」
「不安で子どもを外で遊ばせられない」
「ここまできたらいい加減、ちゃんとした政策を立ててほしい」
「中国の影響が大きいことは確か。韓国政府は中国に今の状況を訴え、補償してもらうべき」
「日本の放射能より深刻だ…」
「これまでに韓国の大気質が良かったことなんてあった?」
「本当に危険なのは大気の質ではなく、公務員の質では?」(翻訳・編集/堂本)