地球温暖化がこのまま進むと、約60~70年後には、平均風速が最大で秒速90メートルに達する猛烈な「スーパー台風」が、日本を襲う恐れがあるとする予測を、名古屋大学の坪木和久教授(気象学)らが6日発表した。坪 木教授らはコンピューターを使って、2074~87年に日本に近づく台風の発生数や規模を予測した。その結果、米国の基準に基づくスーパー台風(平均風速 67メートル以上)が12個発生。この中で一番強い台風は、台湾付近で平均風速が85~90メートル、最低中心気圧が860ヘクト・パスカルとなった。