飲酒・喫煙する人は「抗体量少ない」…ワクチン接種者を調査、女性は男性の1・35倍確認

東北大東北メディカル・メガバンク機構(仙台市)は9日、新型コロナワクチン接種者の調査で、飲酒、喫煙をする人の方が抗体量が少なくなる傾向があると発表した。

 同機構は昨年7~11月、27~94歳の地域住民ら3008人(平均65・0歳)に健康調査を実施。ワクチン未接種の人から2回目接種後4か月以上の人までの抗体量を比較した。

 このうち、2回目接種の翌月~3か月の時期、1日2合以上を飲酒する人は飲まない人の0・8倍に、1日20本未満の喫煙者は非喫煙者の0・74倍に抗体量が減ることが分かった。同じ期間で性別や年齢とも関連性がみられ、男性に比べて女性は1・35倍の抗体量が確認された。また、1歳増えると0・98倍、5歳増えると0・90倍の抗体量となった。

 同機構は引き続き、3回目接種の効果やその後の変化、どのような生活習慣の人が感染しやすいかなどを調査するという。

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