首に下げるイオン発生器で花粉除去

スギ花粉シーズンが刻一刻と近づいている。花粉症に悩まされたことがない筆者にとって、その苦しみは他人事でしかないが、聞いたところでは「とても辛い」という。なので、花粉対策用マスクやイオン発生装置などさまざまなグッズが世に出回っているわけだが、今回はその中から携帯性に優れたイオン発生器を紹介しよう。
それは、首から下げるペンダントタイプのイオン発生器『CUTENSIL ペンダントイオン発生器 CU91-IG』(ラドンナ)。ケータイやスマホと同じくらいのサイズで、ストラップを使って首に下げて使用するものだ。当然、屋外でも使用できるようワイヤレス仕様で、連続動作時間は約8時間、充電時間は約1.5~2時間。
「計量コンパクトな設計で、邪魔にならずに使用可能なイオン発生器を作りたかった」(ラドンナ)というのが開発の動機だったそうだ。
「噴霧されたマイナスイオンがスギ花粉に由来する気中アレルゲン物質に吸着して落とす仕組みです」(同)
本体の排出口から1センチ離れたところで1立方センチ当り約130万個、30センチで約4万3000個、50センチで約8500個のイオンが発生する。それにより、同物質を4時間で84%除去したという試験結果を得ている(分析センターによる)。
ところでこの製品、首から下げるのは分かったが、上着の下に入れても同様な効果はあるのだろうか。
「イオンを気中へ噴霧する仕組みのため、効果はないです。着用している衣服の上から装着してください」(同)とのこと。
やはり、外に出して使用しないと効果はないわけだ。
では、首ではなくUSBケーブル(内蔵電池充電用)につないでパソコンのそばに置いて使用も可能か。
「基本的に充電しながらの使用はお勧めしません。パソコンのそばに設置して使用すること自体は可能ですが、50センチ程身体から離れた位置にくるようにしてください」(同)
ちなみに、有効範囲は50立方センチだ。デザインはシンプルでおしゃれ、重さ35グラムと軽量でもあるし、首にブラブラ下げてもそんなに違和感はないかも。
花粉はどこから飛んでくるか分からない。ゆえに、つねに体に除去装置を付けておくのは得策であろう。
(羽石竜示)

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