駅構内や列車内で2018年度に起きた駅員、乗務員への暴力行為は630件で、前年度より26件減少したことが8日、日本民営鉄道協会やJR各社などのまとめで分かった。14年度に800件発生し、その後は減少しているが、依然として多い状態。加害者の年齢別では60代以上が最も多く、25%を占めた。
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鉄道各社は12日から「人をぶっちゃダメなんだよ」と子どもの視点で描いたポスターを駅などに張り、利用者に注意を呼び掛ける。
協会は減少傾向について「各事業者が巡回の強化や車内監視カメラの設置、対処法の研修などに取り組んでいることが、抑止につながったとみられる」と説明した。