国内最大級の高校対抗eスポーツ大会「ステージゼロ・eスポーツハイスクールチャンピオンシップ2020東北ブロック代表決定戦」(ステージゼロ実行委員会主催、河北新報社、東北放送共催)の決勝戦が29日、オンライン形式で開催された。決勝戦は2部門あり、東北学院榴ケ岡高と東北学院高のチームが優勝し、9月の全国決勝大会への進出を決めた。
「リーグ・オブ・レジェンド」部門は東北学院榴ケ岡高のチーム同士が対戦。個性豊かなキャラクターを動かし、相手陣地に攻め込む激しい戦いを展開した。勝利したチームリーダーの3年宮本浩樹さん(17)は「緊張したけれど、学校の先生からの応援に背中を押されて勝てた」と喜んだ。
「クラッシュ・ロワイヤル」部門は東北学院高と宮城農高が競った。手持ちのカードを相互に出して相手の城を壊し合う対戦で、高度な技の駆け引きが続いた。
東北学院高リーダーの3年菊地康誠さん(17)は「今までの練習に付いてきてくれたチームのみんなに感謝しかない」と語った。
決勝戦は、東京・六本木のテレビ東京本社に置かれた実況スタジオから、会員制交流サイト(SNS)などで生配信された。特別サポーターの俳優ケイン・コスギさん(45)は「全国大会でもベストを尽くしてほしい」とエールを送った。
大会は昨年に続き2回目。今年の東北ブロック代表決定戦には6県の44校56チームが出場した。