朝食は「パン」より「ご飯」―。農林中央金庫(東京都千代田区)が行った高校生の食生活に関するアンケート調査で、2005年以来初めてご飯がパンを上回ったことが分かった。昼食は「親が作った弁当」が9割を超え、コンビニやファストフードの利用頻度も増えていないなど、外食より家庭で作った料理を食べる傾向が浮かび上がった。
調査は05年、12年に続き3回目。今年3月23〜31日、東京近郊に住む高校生を対象に実施し、男女計400人から回答を得た。
普段の朝食を複数回答で尋ねたところ、ご飯(71.5%)がパン(70.7%)を上回りトップに。ご飯派が05年の51.0%から大幅に増えたのに対し、パン派は05年の67.1%から3.6ポイント増にとどまり、12年(73.5%)より減った。
男女別では、男子が「ご飯」(74.2%)、女子は「パン」(73.5%)がそれぞれトップだった。
昼食は「弁当」が年々増加し、05年の65.5%から91.8%まで伸びた。コンビニとファストフードの利用率はいずれも8割を超えたが、1週間当たりのコンビニ利用回数は05年の2.8回から1.8回に下がり、ファストフードの利用は0.6回程度で横ばいだった。