ミュージシャンの高橋ジョージ(53)と妻で女優の三船美佳(29)が8日、都内で開催された「『いい夫婦の日』パートナー・オブ・ザ・イヤー 2011」記者発表会に出席。夫婦円満の秘けつを語った。
13回目を迎えるコンテスト「パートナー・オブ・ザ・イヤー」は、夫婦で余暇を楽しみゆとりあるライフスタイルを提案する「『いい夫婦の日』をすすめる会」が一般投票を募り開催。11月22日の“いい夫婦の日”に先立ち、この日は、今年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた高橋・三船夫妻の表彰式が行われた。また、2人は、東日本大震災の影響で結婚式を中止・延期したカップルに結婚式を無料でプレゼントする「いい夫婦の日『絆』ウェディング」に参列し、挙式した若いカップルを祝福した。
三船が16歳の時に身内だけで結婚式を挙げたという2人。表彰式でマイクを持った高橋は、「いろんな人に祝福されることがこんなにうれしいのかと、涙が出ます」とよろこびを語った。出会ったころに高橋から教わった「日々のわずらわしさの中に幸せがある」という言葉を胸に14年目の結婚生活を送る三船は、「若くして結婚しました。年の差婚でもありました」と振り返り、「パートナー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたことで「ようやく皆さまに認めてもらえたようで、うれしいです」と言葉を詰まらせた。
表彰式と挙式の終了後、報道陣の取材に応じた2人。夫婦円満の秘けつは、「あまり向き合わないこと」(高橋)「人は向き合うと相手のアダを探してしまいます。心と心が通じ合いやすいのは同じものを見ているとき」(三船)。2人は、ラーメン店でも、カウンターに並んで座ることが多く、高橋によると「これからカップルになる人は、向かい合ってしまうボックス席はダメ。カウンターです」とのこと。
また、24歳違う“年の差婚”について、三船は、ジェネレーションギャップがあるために「話をしていると幅が広がる」と紹介。高橋は、昨今の“年の差婚ブーム”らをかんがみ、「24歳差も比較的ミドル」とあっさり流し、年の差カップルについては、「1分、1秒でもこの人と長くいたいという正直な気持ちの表れ」「これからいろいろな形のカップルが増えて来るのでは」「愛さえあれば形なんか」などと語った。また2人とも「第2子がほしい」といい、忙しくて子どもをつくる暇がないので「子づくり休暇がほしい」とも。
終始幸せいっぱいの2人だったが、イベントの冒頭で「今年は忘れがたい年になってしまいました」と3月の震災を振り返っていた高橋は、「被災した方々の分まで幸せにならなければいけないと、この国が幸せになっていかなければならないと思います」と語った。(竹内みちまろ)