5日放送の「情熱大陸」(TBS系)で、“テキトー男”の異名を持つタレントの高田純次が、自分自身についてや、守っているルールなどを語り明かした。
同番組は、芸能やスポーツなど様々な分野で活躍する人たちにスポットを当て、その人物の魅力に迫るドキュメンタリー。この日は「芸能生活だいたい35周年…“テキトー男?”の愛される理由」と題し、68歳になる高田純次を特集した。
服を脱いでお尻を出したり、テキトーな話で相手を翻弄したりする独自のキャラクターを確立させた高田純次。
番 組スタッフに肩書きについて尋ねられると「(肩書きは)第三者が決めるからね。俺が俳優と言おうが、コメディアンと言おうが、何と言おうが、第三者が『お 前は…』って言うもんだから」と謙虚に話し、「なんだろうな…最終的にはマジシャンってことにしておいてくれないかな」ととぼけてみせた。
自 身のキャラクターについては、「別にモノマネもできない、取り立ててこれというギャグもない、芝居がとりたてて上手いわけでもない」と分析しながら、芸能 界で唯一無二になれたことがよかったと考察。「(コンビを組むわけでもなく)1人できたから、結局実力かな〜」と最後は自慢話に持ち込み、スタッフを笑わ せていた。
高田には、自身にきつく戒めている「歳とってやってはいけない」ルールがあるという。
それは「説教」「昔話」「自慢話」の3つだ。高田は「だいたい年寄りはこの3つ(を話す)。だから、俺はこの3つを無くしてるから、エロ話しかできない」「俺はそれ(3つの話)がないから何度も言うように、ほか話すことないもんね」と笑いながら話していた。
そんな高田だが、昨年には「引退さえ意識した」出来事があった。1年近く、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の併発で、足と腰を襲う激痛を我慢して仕事を続けていたのだ。今年1月に手術を行ったが、放送では4カ月ぶりに病院を訪れ、真剣な表情で診察を受ける場面もあった。
35 年以上、テレビの第一線に立ち続けてきた高田。だが、「やっぱ(手の内を)読まれちゃうから、もうな。俺も68歳でずいぶん読まれてきてる」と危惧し、 「70歳までの2年でどうやって変えていくのか、これが難しいよね」と明かし、今なお自身のキャラクターを模索中であることを明かしたのだった。