高級サクランボの初出荷、山形

山形県天童市で4日、サクランボの高級品種「佐藤錦」の出荷が始まった。5日に東京などで行われる初競りに合わせたもので、昨年は500グラム100万円の過去最高値がついた。贈答用に人気という。

 サクランボの旬は初夏だが、木を冷蔵庫に入れ「冬」を体感させた後、温室で育てる「超促成栽培」と呼ばれる方法で収穫時期を早めた。花輪和雄さん(72)のサクランボ園では、真っ赤に実ったサクランボを10人ほどで収穫し、一粒一粒をきり箱に詰めていった。

 花輪さんは「去年は秋の気温が高く、温度管理が大変だった。例年に比べると小ぶりだが、品物は最高だ」と話した。

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