高速道路は交通量微減、渋滞7回で予測下回る GW東北まとめ

東日本高速道路東北支社は8日、大型連休期間(4月26日~5月6日)の高速道路利用状況をまとめた。東北自動車道など管内6路線の主要17区間の1日平均交通量は、前年同期(4月27日~5月7日)を2・3%下回る2万800台となった。

 交通量のピークは下り線が3日、上り線が5日。最も激しい渋滞は3日午前、事故のため、東北道下り線福島トンネル(福島市)付近を先頭に発生した15キロだった。

 5キロ以上の渋滞は計7回発生し、前年同期より1回多かったが、予測した12回は下回った。

 東北支社の担当者は「想定より交通量が少なく、利用者にも迂回(うかい)やピークを避けた移動に協力してもらった結果ではないか」と話した。

仙台空港は微増、コロナ禍前水準への回復遠く

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は8日、大型連休期間(4月26日~5月6日)の旅客数(速報値)を発表した。国内線と国際線の合計は10万8957人で、前年同期を2・4%上回ったが、2019年同期と比べると24・6%少なく、コロナ禍前の水準への回復は依然遅れている。

 国内線は前年同期比2・3%減の9万8348人。19年同期比は24・4%減だった。同社の担当者は「物価高や旅行費用の上昇などで長距離の移動を避けた可能性がある」と分析した。

 運休中が1路線だけとなった国際線は1万609人と前年同期の約1・9倍に伸びた。担当者は「便数増に加え、円安の影響でインバウンド(訪日客)需要も高まった」と話した。19年同期は26・2%下回った。

 仙台国際空港のまとめは23年が4月28日~5月8日、19年は4月26日~5月6日のいずれも11日間が対象で、19年は令和への改元に伴う10連休が含まれる。

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