高速道38キロ逆走、無免許男を逮捕…動機話さず

 佐賀県警高速隊は15日、高速道路を軽ワゴン車で約38キロ逆走したとして道交法違反(通行区分違反)の現行犯で自称北九州市八幡西区、職業不詳の50代の男を逮捕した。避けようとした車が事故を起こし、2人が軽傷を負った。
 調べでは、男は15日午後10時20分ごろから約30分間、佐賀県武雄市の長崎自動車道下り線の武雄北方インターチェンジ(IC)付近から、佐賀県吉野ケ里町の東脊振IC付近までの約38キロを逆走した。
 この間、下り車線を走行中の乗用車など計4台が、男の車を避けようとして中央分離帯に衝突するなどし、2人が軽傷を負った。
 高速隊によると、男は免許証を携帯しておらず、動機なども供述していない。飲酒した形跡はないという。
 長崎自動車道は15日午後10時35分から約40分間、一部区間が通行止めとなった。

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