高齢者死亡事故切る 伊達武将隊が宣言 交通安全運動出発式

秋の交通安全県民総ぐるみ運動が21日始まり、宮城県と県警は仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で、出発式を開いた。
 県交通安全対策協議会の団体から約500人が参加。三浦秀一副知事が「各団体が連携して、交通事故ゼロを目指してほしい」とあいさつ。竹内直人県警本部長は「交通事故の死者の半数は高齢者。死者を一人でも減らすよう活動してほしい」と述べた。
 仙台北地区交通安全協会の長谷川とみ志副会長(75)が反射材を付けた服の着こなし方を披露し、夕暮れ時の反射材着用を訴えた。仙台市の伊達武将隊が「高齢者の死亡事故を切る」「飲酒運転を切る」と宣言するパフォーマンスもあり、参加者の士気を高めた。
 参加者は伊達武将隊を先頭に市中心街をパレードして、買い物客らに交通安全を呼び掛けた。運動は30日まで。
 県内の交通事故による死者数は20日現在59人(昨年比9人減)で、65歳以上が約半数の29人を占めている。

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