魅力最下位に茨城県民「逆に誇り」

9月30日に発表された「47都道府県魅力度ランキング」で、茨城県が3年連続の最下位となり、茨城県民からは怒りと諦めの声があがっている。

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こ のランキングは、地域ブランドの調査やコンサルティングを行う「ブランド総合研究所」が毎年発表しているもの。認知度や魅力度、イメージなど全77項目か らなる調査により魅力度が決まり、今年度は7年連続で北海道が1位に輝いたほか、京都、東京、沖縄、神奈川が上位を占める一方、ワースト3は茨城、佐賀、 群馬となった。

茨城県は魅力度最下位という汚名をすすぐため、数々の努力を積み重ねてきた。2013年7月には、同県出身の渡辺直美と ピースの綾部祐二を起用し、「いばらきを知ろう!大キャンペーン」と題して、「なめんなよ・いばらき県」をスローガンに、同県の魅力を様々な角度からア ピール。2014年には、渡辺と綾部に加え、磯山さやか、谷桃子、アントキの猪木らが出演する自虐ネタ満載のPR動画がYouTubeに公開され(現在は 非公開)、好評を博した。

そんな努力も虚しく、3年連続最下位という結果に終わってしまった茨城県…。ツイッターには、同県民と思われるユーザーから、

「オマイラ、日本三大庭園のひとつを忘れたか!?」
「おめー天下のJAXAがあるというのに…」
「偕楽園、筑波山、フルーツ、笠間焼……茨城いいとこ、いっぱいあるよ。みんな知らないのかな」

など、調査結果に疑いの目を向ける声が寄せられている。しかしそれ以上に多いのは、

「もはや定位置すぎて逆に安心した」
「いいよいいよーその調子で! ギネス狙うべ!(笑)」
「魅力度の最下位なんて狙って獲れる称号じゃないんです。茨城は他の追随を許さない程の『圧倒的な魅力のなさ』を誇りに思わなきゃ」

といった諦めの声。PR活動は奏功しなかったが茨城県だが、

「もう下手に最下位の座を他県に明け渡すくらいならこれでいいような気もする」
「最下位は注目度からいってもオイシイ」

という声もあがっており、懐の広いところを見せている。
(金子則男)
(R25編集部)

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