「車高く買い取ります」チラシは盗難の危険性大!?
最近ではクルマの盗難が相次いでおり、SNSでも「クルマ盗難しました」「クルマが盗難された!」など被害に遭ったユーザーの投稿が多く見受けられます。
そんななか、盗難を予兆する手口のひとつと呼ばれている方法があるといいます。どういったものなのでしょうか。
【画像】黄色い「高く買い取ります」チラシは盗難の予兆!? 車が盗まれない前にチラシの実物を確認! (13枚)
自身のクルマを駐車場などの定位置に駐車していると、フロントガラスやワイパー部分に「クルマ買取ります」と記載されたチラシを挟まれたことがある人もいるかもしれません。
実はこのチラシが盗難に繋がる手口のひとつだといいます。紙は目立つ黄色や白の場合が多く、以下のような内容が記載されています。
「このクルマを売る予定がありましたらこちらの方で買取致しますので電話番号にお電話下さい。
ほかにもお売りいただけるクルマございましたら無料でお伺い致します。
事故車・不動車・過走車などどんなクルマでも買い取ります。」
このほか電話番号や会社名、メールアドレスなども明記されています。
またチラシによっては、「勝手な貼り紙をお許し下さい」と記載されているものや、「買い取らせていただいたクルマはドバイ・アフリカ・スリランカへ輸出しています」と、記されたものもあるようです。
こうしたチラシや貼り紙は、「窃盗団の仲間内での目印」「放置車両かどうかの確認」などさまざまな意味合いがあるといわれており、過去にはマスメディアでも取り上げられています。
SNSでは実際にこのチラシが挟まれたというユーザーがいるようで、「窃盗団が放置されているクルマか確認するやつだ」「盗まれる予兆だ!」「海外に流される危険大!」といった意見が多くあげられています。
チラシは、「茨城県は盗難に警戒して下さい!」「岐阜市内で怪しいビラがクルマのドアに挟み込まれてたらしい」「愛知県でもあった」など、全国各地問わず見られているようです。
実際に貼り紙をされたユーザーのなかには、記載された電話番号に電話をしたという人も。
しかし、電話をかけてもすぐ切られてしまったようで、その後警察に電話して自身の駐車しているクルマの周辺を巡回してもらえるようになったとSNSに投稿しています。
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また中古車など、一度使用されたものなど古物を売る場合は古物商の許可が必要です。しかし、悪質な古物商は許可を取っていないことが多いとされています。
黄色いチラシには、「古物商許可番号」の記載もありますが、実際には存在しない番号の場合もあるといわれ、ネットでは古物商許可番号などを確認する方法がさまざまあります。
SNSでは実際に古物商許可番号を検索して「存在しない番号だった、、」などの投稿もありました。
こうしたチラシが自身のクルマにあった場合は、窃盗団に自身のクルマがマークされている可能性があるかもしれません。
チラシがあった際には、気づいた時にすぐにチラシを外し、駐車場所を変えたり盗難対策の強化をするのが安全といえます。