黄金ヒラメ、松崎・那賀川で捕獲

松崎町松崎の那賀川河口付近で28日、体長約70センチの魚体が黄色の“黄金ヒラメ”が捕獲された。

 ヒラメを捕獲したのは近くに住む山本公さん(60)。同日午前10時45分ごろ、川に架かる「ときわ大橋」を自転車で通過しようとした際、川底をはうように動く黄色の物体を発見。しばらく観察したところ、泳ぐ姿や顔などからヒラメだと分かったという。

 山本さんは知人が持ってきた網を持って川に入り、逃げ回るヒラメを約20分かけて捕獲に成功した。

 下田海中水族館(下田市)の都築信隆飼育課長は、黄色のヒラメについて極めて少ない確率で発生する色素異常を指摘。「身体表面の黒色色素が薄くなり、体色が黄色になったのではないか」と分析する。

 珍しいヒラメを一目見ようと釣り人や近隣住民らが集まり、現場は一時騒然となった。 山本さんは「黄金ヒラメが幸運をもたらしてくれるとうれしい」と話した。

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