1年9カ月ぶりの9地域で下方修正 11月の地域経済

 内閣府は29日発表した11月の地域経済動向で、全国11地域のうち、北海道、東北、北関東、南関東、東海、北陸、近畿、中国、四国の9地域の景況判断を前回の8月から下方修正した。九州、沖縄の2地域は前回の判断を据え置いた。9地域で下方修正したのは、平成21年2月に全地域で下方修正して以来1年9カ月ぶり。エコカー補助金終了や輸出の鈍化で、ほぼ全国的に鉱工業生産が減少したことが響いた。
 下方修正した9地域のうち、北陸を除く8地域で「足踏み状態となっている」と判断、新興国向けの建設機械が好調だった北陸は「緩やかに持ち直している」、新型車の生産が増加した九州は「持ち直しの動きがみられる」と判断した。

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