日本映画製作者連盟(映連)が27日発表した2010年の全国映画概況によると、邦画と洋画を合わせた興行収入の総額は、前年比7・1%増の約2207億円となり、過去最高を更新した。
洋画のトップは「アバター」の156億円で、「アリス・イン・ワンダーランド」(118億円)、「トイ・ストリー3」(108億円)と、3D作品が100億円を超え、トップ3を独占した。邦画のトップは、スタジオジブリのアニメ「借りぐらしのアリエッティ」の92億5000万円だった。
邦画の興行収入額は0・8%増の約1182億円で過去最高。洋画の興収は同15・5%増の約1025億円だった。邦画の占める比率は53・6%で、3年連続で邦画が洋画を上回った。
入場者数は洋画と邦画を合わせて3・0%増の1743万人。
邦画の2位は、「THE LAST MESSAGE 海猿」(80億4000万円)、3位は「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ」(73億1000万円)だった。