通常よりも余分に1秒が追加される「うるう秒」が7月1日に実施される。
この日は、1日の時間が1秒長くなる。前回のうるう秒の追加は3年前で休日だったが、今回は18年ぶりの平日となる。日本の標準時を提供している情報通信研究機構は、コンピューターシステムなどの不具合を防ぐ対策を行うよう呼びかけている。
日本や世界の標準時は、正確に1秒を計れる特殊な時計(原子時計)によって決まっている。その時刻と、地球の自転などに基づく時刻がずれないよう、必要に応じて調整するのがうるう秒だ。
うるう秒が追加されるのは、日本時間の1日午前9時直前。通常はない「8時59分60秒」という時刻が加わる。こうした調整は1972年に始まり、今回が26回目。