18歳以下への給付金、仙台市は今月下旬開始 約15万人対象

仙台市は6日、新型コロナウイルス感染症の経済対策で配る臨時特別給付金のうち、18歳以下の子ども1人に5万円の支給を今月下旬に始める方針を固めた。低所得世帯や家計が急変した世帯への10万円給付は、来年2月の開始を目指す。

 5万円給付金は児童手当と同様の所得制限を設定し、2003年4月2日~22年3月31日に生まれた約14万9100人の養育者に配る。市から児童手当を受給する世帯は申請手続きが不要で12月下旬に児童手当の口座に振り込まれる。21年10月以降に誕生し、12月以降に児童手当の認定を受けた子どもの分の支給は、来年1月下旬以降となる。

 高校生相当の年齢の子どもが、児童手当の受給対象となる子どもと同居していない場合や、公務員児童手当を受給する世帯は申請が必要になる。来年1月上旬に申請受け付けを開始し、約1カ月で振り込まれる。

10万円給付金は2月振り込み

 10万円給付金は住民税非課税、生活保護、家計急変の計15万9000世帯が対象。住民税非課税と生活保護の世帯には確認書を送付し、簡素な手続きでの支給を目指す。家計急変の世帯は申請を必要とする。来年1月に事務センターとコールセンターを稼働させ、2月に振り込みを始める。

 市は給付金の支給経費を計上した21年度一般会計補正予算案を開会中の市議会12月定例会に追加提出する。

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