1~3月のビール類出荷、キリンがアサヒを逆転

 ビール大手5社は11日、今年第1四半期(1~3月)のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)出荷量(課税ベース)を発表し、国内シェアはキリンビールが昨年の第3四半期以来、アサヒビールを逆転して首位となった。5社計ではビール、発泡酒の市場縮小が続く中、価格の低い第3のビールが前年比増となり、構成比は20%に達した。
 キリンのシェアは37.5%で、アサヒを0.4ポイントながら上回った。キリンは前年同期、発泡酒の新商品発売などで好調だった反動で出荷量は2.2%減。アサヒは昨秋にに投入した新商品効果で発泡酒が10.5%増、第3のビールが45.3%と伸び、合計でも3.2%増と5社で最高の伸び率だった。
 5社合計の出荷量は0.1%増。ビールは0.7%減、発泡酒は0.1%減、第3のビールは2.9%増だった。

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