21ヵ国の駐日大使 仙台空港視察 復興状況など確認

世界21カ国の駐日大使による視察団が6日、宮城県入りし、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台空港などを見学した。
 一行は8日まで3日間の日程で岩手、宮城両県の主に観光地を巡り、震災からの復興状況を確認する。
 アジアや西欧などの駐日大使ら27人が参加。仙台空港では屋上の展望デッキから周囲を見渡しながら、津波により空港ビル1階が約3メートルの高さまで水没したことや、先月25日に空港機能が全面復旧したことなどの説明を受けた。
 スペインのミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ特命全権大使は「着実に復興していることは素晴らしい」と受け止め、コロンビアのパトリシア・カルデナス特命全権大使も「宮城には松島など美しい観光地があり、母国からの誘客も支援したい」と話した。
 一行はこの日、仙台市太白区の秋保工芸の里で藍染めなどを体験した。7日以降は松島や6月に世界遺産登録された岩手県の平泉を回る。

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