3・11追悼式開催を 復興相「10年のけじめ」

平沢勝栄復興相は8日の閣議後記者会見で、東日本大震災から10年となる3月11日に行う政府主催の追悼式に関し「新型コロナウイルスが猛威を振るう中でも、けじめをつける意味で何らかの形で開催すべきだ」との考えを示した。
 政府は昨年3月、震災後丸9年の追悼式を中止し、大幅に規模を縮小した献花式を実施した。平沢氏は「亡くなられた方を追悼し、復興を全世界に示す大きな節目の年。感染状況を見ながら開催の在り方を判断したい」と述べた。
 緊急事態宣言の再発令を受け、自身を含む復興庁職員の被災地出張を当面見合わせる方針も説明。「震災10年を前に現地を訪問できないのは大きなハンディ。テレビ会議などを通じ、復興に影響が出ないよう努める」と話した。
 被災地の首長らには、面会を伴う要望活動の自粛を求める。「原則として往来は避けていただきたい」と呼び掛けた。

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