3年間で50店を新規出店 ダイエー、不採算店の閉鎖も

 大手スーパーのダイエーは13日、2011年2月期から3カ年の中期経営計画を発表した。3年間で首都圏と近畿圏を中心にディスカウント店や食品スーパーなど約50店を新規出店する一方で、不採算店舗を閉鎖するスクラップ&ビルドを進める。
 最終年度となる2013年2月期に売上高に対する営業利益率で1・2%以上を目指す。利益の数値目標は公表しなかった。
 同日、会見した桑原道夫社長代行執行役員は「この3年間はグループ事業の基盤構築の期間と位置づけ、光り輝くダイエーの復活に向けのろしをあげたい」と述べた。
 消費不況で衣料品や日用品などの販売低迷が響き、10年2月期連結決算は、売上高が32年ぶりに1兆円を割り込み、本業のもうけを示す営業損益も11億5600万円の赤字となり、連結決算を公表した1984年2月期以来、初の赤字に転落した。構造改革を進め、早期の業績回復を目指す。

タイトルとURLをコピーしました