3月「東北観光博」 6県に28ゾーン設置

東日本大震災からの復興に向け、被災地を含む東北全体を博覧会場に見立てた「東北観光博」の3月開催を前に、観光庁の溝畑宏長官や東北6県の関係者らが29日、福島市で実行委員会を立ち上げ、6県に28の観光ゾーンを設けることを了承した。
 実行委は、国土交通相を委員長、6県知事を副委員長とし、商工会議所や旅行業協会など15団体が参加。今月30日にホームページを開設、観光博の開催期間を3月18日から約1年間とした。
 6県28ゾーンで、地元住民による観光案内や特典付きのパスポートを発行するほか、青森、岩手、宮城、福島の被災4県の復興や人的交流の促進を支援する。
 この日の会議後、福島県の佐藤雄平知事は「観光博は、東北が一体となって震災から復興するための活力になる」と期待を寄せた。
 観光庁の溝畑長官は「東北の魅力を生かした地域主体の取り組みを支援したい」と話した。

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