4人に1人が結婚願望なし 30代男女、婚姻は戦後最少

政府は14日、令和4年版男女共同参画白書を閣議決定した。内閣府が実施した結婚や収入に関する調査で、婚姻歴のない30代の独身者は男女とも4人に1人が結婚願望なしと回答。理由として「自由でいたい」などのほか、家事育児の負担や経済的な不安が挙がった。3年の婚姻数(速報値)は約51万4千組と戦後最少だった。

白書では、内閣府が昨年12月~今年1月に実施し、20~60代の2万人から回答を得た調査の結果をまとめた。

30代は男性54・6%、女性62・6%が法律婚をしていた。婚姻経験のない独身者に結婚の意思を尋ねると、30代は男女とも46・4%が「意思あり」と答えた一方、男性26・5%、女性25・4%が「意思なし」(「したくない」「できればしたくない」)と回答。20代は男性19・3%、女性14・0%が意思なしだった。

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