5農協合併「新みやぎ農協」発足 初代組合長に大坪氏

宮城県北の5農協合併による「新みやぎ農協」(栗原市)が1日、発足した。初代組合長に、旧みどりの農協組合長で合併推進協議会会長を務めた大坪輝夫氏(70)が選出された。
 新農協は、栗っこ(栗原市)南三陸(南三陸町)あさひな(大和町)いわでやま(大崎市)みどりの(美里町)の旧5農協で構成する。
 栗原市築館の旧小学校校舎を改修した本店で1日朝、理事会があり、大坪氏を組合長に選出した。
 事業開始式のあいさつで大坪氏は「地域を支え続け、全国に誇れる農協を目指し組合員と役職員が一丸となって邁進(まいしん)する」と誓った。新役員がテープカットして新農協の誕生を祝った。
 旧5農協を合わせたコメの販売高(2017年度)は約179億円で全国トップ。正組合員数は3万7507人で、全国11位の大規模農協となる。
 新みやぎ農協の合併を巡っては、17年7月に8農協が合併協を設立。いしのまき(石巻市)加美よつば(色麻町)古川(大崎市)の3農協が相次いで合併協を離脱し、当初4月1日を予定した合併期日を3カ月延期した。

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