53台出場、迫力のラリーに観客沸く 宮城・利府でトヨタ主催

トヨタ自動車がシリーズを主催する自動車ラリー大会「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジin利府」が23日、利府町の県総合運動公園(グランディ21)を主会場に開催された。出場車両53台が次々にグラウンド内や林道のコースを疾走し、1万5000人の観戦客を沸かせた。

 53組の出場者が車検を通った市販車をベースにした車に乗り、「リエゾン」と呼ばれる移動区間計約81キロとタイムを競う「スペシャルステージ(SS)」計約6・6キロを走行。グラウンドに整備されたSSでは多くのギャラリーが見守る中、巧みな運転技術で迫力のある走りを披露した。

 優勝した群馬県桐生市の車整備販売業千明正信さん(48)は「町ぐるみで盛り上がっているのを感じた。沿道でも応援してもらえてうれしい」と話した。

 利府町での開催は昨年に続き2度目。熊谷大町長は「これからも利府町を起点に東北を盛り上げ、世界ラリー選手権(WRC)開催へ一歩を踏み出していきたい」と語った。

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