タレントのタモリ(68)が、13日放送のニッポン放送特番「タモリのオールナイトニッポンGOLD」(後10・0)に出演する。フジテレビ系「笑っていいとも!」が3月いっぱいで32年の歴史を閉じて以降、初のラジオ出演。「-GOLD」出演は6年ぶりで、収録ではモノマネやエロトークなどやりたい放題。「あー、スッキリした」と充実の表情だった。
「いいとも」スタート前の1976年から「オールナイトニッポン」を7年間担当し、人気が沸騰したタモリ。特番は2008年以来で、ゲストに初対面のキャスター、辛坊治郎(58)を迎えた。
収録の冒頭、「『いいとも』が終わってからは朝から酒飲んでた。でも1週間で飽きたね」と苦笑い。約50年前のオーディオでジャズなどを楽しんでいること、趣味のヨットに関するうんちく、主催ヨットレースを9月に横浜で開くことなどをイキイキと語った。
かつてドラマで共演した俳優の故森繁久彌さんの思い出に話が及ぶと、森繁さんのモノマネで「タモリ、お前ね。ヨットで夕日を見せると、女は貞操観念がなくなりますよ」と言われた話を披露。そこからラブドールなど“大人のおもちゃ”の話に発展した。
情報通の辛坊から「最近、個室にお気に入りのラブドールを呼べるカフェが人気」と教えられると、「俺も昔、(師匠の漫画家)赤塚不二夫の持っていたドールを抱きしめて、クタクタにするのがおもしろかった」とニタニタ。深夜ラジオならではの雰囲気で、「言いたいことがたまっていたみたいで、スッキリした」と満足そうだった。
収録後、サンケイスポーツの取材に「最近は朝5時に起きて1時間ほど走る生活に戻った」というタモリ。朝と昼の一日2食で和食中心、夜はつまみなしでウイスキーのストレートや地ビールの晩酌を楽しむ毎日で、「もともとテレビはほとんど見ないんだよ」。酒と読書と音楽を楽しみ、今はじっくり充電しているようだ。