1日およそ200円以下で暮らす「極度の貧困層」が、今年のうちに世界で7億人を超えるとの推計を、世界銀行が発表しました。 世界銀行が7日発表した推計によりますと、今年、1日1.9ドルおよそ200円以下で暮らす「極度の貧困層」は、想定より最大1億1500万人多い7億2900万人に達します。世界人口に占める割合は最大で9.4%となり、新型コロナの感染が拡大する前に予想した7.9%から大きく悪化する見通しです。 貧困の撲滅は、国連のSDGs=「持続可能な開発目標」でもありますが、今年は1998年以来続いた改善傾向が、初めて悪化に転じることになります。(08日03:57)