80万人が新社会人に 震災、就職難乗り越え 全国で入社式

全国の企業で2日、入社式が行われ、東日本大震災や就職難を乗り越えた若者たちが社会人の仲間入りをした。共同通信の取材では、新社会人は約80万人と推定される。
 厚生労働省などの調査では、2月1日時点の大学生の就職内定率は80・5%。比較できる2000年以降の調査で最低だった前年同期に比べると3・1ポイント増だったが、過去3番目の低水準だった。
 震災で大きな被害を受けた東北3県の高校生の内定率は1月末現在で、岩手が92・5%(前年同期比2・8ポイント増)、宮城が88・1%(同17・2ポイント増)、福島が88・7%(同7・8ポイント増)。首都圏などで被災生徒向けに雇用確保をするなどの支援策の効果があったとみられる。
 岩手、宮城、福島各労働局によると、建設、土木関連の会社では求人を増やしているが、雇用のミスマッチも目立つという。

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